学習内容(時間数) |
評価の観点 |
評価方法 |
1 「しりとり」のルールと歴史 (5分)
(※注1)
2 「しりとり絵」のルールの説明 (5分)
|
○ 題材の意図や目的を理解し、積極的に取り組もうとしている。
(関心・意欲・態度)
|
① 説明時の姿勢・態度
|
・何の絵を描いたか教えないこと
・1枚の紙に同じ絵が登場しないこと
・絵の横へ、自分の番号を入れること
・2枚以上停滞したら次の人に渡すこと
・最後は「ん」の付く絵で終わること
|
3 「しりとり絵」を始める (40分)
(図1・2)
① 6~8人のグループに分かれる。
② 二人で1枚の紙を配布し、指示したテーマからスタートする。
③ 絵で「しりとり」を続ける。
④ 最後は「ん」の付く絵で終わるようにする。
|
○ 言葉から浮かぶイメージを端的に形に表すことができる。
(芸術的な感受や表現の工夫)
○ 形の特徴から絵の意味を読み取り、自分の表現に生かそうとする。
(鑑賞の能力)
|
② グループでの活動状況
③ 制作用紙記載内容
|
注1: 「しりとり」のルール
前の人が言った単語の最後の音を、次の人が言う単語での最初の音に使って続けていくが、最後の音が「ん」になってしまうことばを言ったら負けである。
注2: 「しりとり」の歴史
ルーツは中世の「文字鎖」で、「長歌の最後のことばが次の長歌の最初にくるようにしたもの」で、例えば「源氏文字鎖」のように、源氏物語の各巻のタイトルを「しりとり」の方式でつないで覚えるというものがある。江戸時代には、「ある文の最後の単語を次の文の最初の単語に続ける」というものが原型が流行ったようだ。
「しりとり」を面白くするために、何かの「制限」を加えることがよくされる。
例えば「駅名」では、東京→上野→乃木坂→神楽坂→葛西→飯田橋→信濃町→千歳烏山→幕張→両国→国立→調布→府中→浦和→早稲田→代田橋→ という具合である。
日本語は「音」の数、厳密には「音節」の数が少ない。基本的な「50音」に「濁音」「半濁音」「きゃ」「きゅ」「きょ」を加えても100個ほどなので、「制限」を加えないと無限に続くことになってしまう。
欧米語には、「しりとり」はないようだが、中国語では「接尾令」という名前で「しりとり」と同じルールのゲームがあるようだ。
英語の「word-chain game」は、単語の最後の2~3文字を使って別の単語を完成させというもので、「発音」は問題ではなく、アルファベットを続けていくものである。 |